転職用の履歴書は参考となる書き方と例や例文があります。職歴、志望動機は重要!


転職用の履歴書ワンポイントアドバイス



転職者が内定をもらうためには、履歴書では特に志望動機が重要です。
転職成功者がどういう履歴書を書いているのか、
参考図書なども参考にして、求人企業向けにカスタマイズするのがよいでしょう。

 

水木しげる

水木サンの幸福論―私の履歴書 特別付録『ゲゲゲの鬼太郎』第1話(コミック誌「ガロ」掲載分を復刻収録―全45ページ)付

水木サンの幸福論―私の履歴書 特別付録『ゲゲゲの鬼太郎』第1話(コミック誌「ガロ」掲載分を復刻収録―全45ページ)付

人気ランキング : 87499位
定価 : ¥ 1,260
販売元 : 日本経済新聞社
発売日 : 2004-03-23

価格 商品名
¥ 1,260 水木サンの幸福論―私の履歴書 特別付録『ゲゲゲの鬼太郎』第1話(コミック誌「ガロ」掲載分を復刻収録―全45ページ)付

日本経済新聞に連載した水木しげるの「私の履歴書」に、青年向け劇画誌「ガロ」に掲載した「ゲゲゲの鬼太郎」第1話の復刻がついた『水木サンの幸福論』。「学校に行っても、趣味の方に忙しくて、授業中も教科書を開く暇もない」。 1年遅れて小学校に入学するも、勉強は大の苦手。ふだんは趣味の昆虫採集、絵描き、新聞の題字集めに精を出し、学校では0点を取りまくる――。 幼いころから好きなことだけに熱中する超マイペースぶりを発揮していた水木しげるが、40代にして売れっ子漫画家に、そして80を過ぎた現在でも現役を続ける自身の半生を振り返る。 「生まれたときから少し変人でありました」と自身も認める著者の奇人変人的幸福論がユーモラスに描かれた1冊。

負を見事に正に転じた人

水木しげるさんの妖怪話は、あんなにこわいのに、おどろおどろしいはずなのに、子どもたちは楽しみにしてアニメの時間を待っていたと思います。その理由が水木さんのルーツを知ることでわかりました。
水木さんは、戦争で片腕を失ったり、税務署員も脱税を疑うくらい人気の割りに収入が少なくていつまでも苦労したりと、普通の人間ならいじけてしまいそうな出来事も何一つ嫌なこととして捉えておられません。少なくとも読者にはそう見えます。むしろ陽気に幸福に過ごしていらっしゃる。そんな水木さんの姿勢は私達の生きるヒントになります。
そして、読み物として面白いんですよね。本の中で自分のことを「水木さん」と呼び、自分の読者達くらいの年代の子ども達を「ベビー達」と呼ぶ。「水木さんのゲゲゲの鬼太郎でベビー達が大はしゃぎ」など、一つ一つの文章もウィットに飛んでます。

「若いときは怠けてはだめなのです!」

本書には「水木サンの幸福論」と「私の履歴書」が、特別付録「わんぱく三兄弟、大いに語る」「ガロ版 鬼太郎の誕生」とともに収録されています。「幸福論」は16頁の語り下ろしですので、「私の履歴書」が中心といってよいと思います。
筆者はこれまでにも『のんのんばあ』『アホやろか』『お父さんの戦記』『ねぼけ人生』など、自伝を何冊も著しています。さらに自伝コミックとして『コミック昭和史』や、その自伝部分を取り出し、平成分をくわえた『ボクの一生はゲゲゲの楽園だ』も刊行しています。
たくさんの自伝がすでに出版されているなかでの、今回の出版。すでに語り尽くされているのではないかという懸念があったのですが、やはり入手しておきたい一冊だとわかりました。
それはこまかい事実関係が最新のものに改められているからです。たとえば筆者の生まれが「大阪住吉区」となっています。最近まで「鳥取県境港生まれ」と表記されていました。さらにデビュー作が『ロケットマン』ではなく、『赤電話』だということも本人の口から語られています。『赤電話』は別の人が途中まで描き、後半を筆者が引き継ぎました。『ロケットマン』は単行本第一作なので、あながち間違いではないのですが、『ロケットマン』をデビュー作としているプロフィールが数多くあります。
また「のんのんばあ」という、幼少期の筆者に多大な影響をあたえた信心深いおばあさんについても、筆者は本人の名前をあきらかにしています。足立倫行氏の『妖怪と歩く』(1994)の第6章、「さらなる探求」で彼女の名前はすでにあきらかになっていますが、筆者が言及したのは初めてではないかと思います。
「わんぱく三兄弟、大いに語る」は子ども時代の思い出、両親、友だち、戦争、筆者本人について三兄弟が語っています。資料としての価値ばかりでなく、読み物としてもたいへん面白いです。ガロ版「鬼太郎の誕生」もうれしい特別収録です。

魂から生まれた鬼太郎!

「好きなことに徹する人生」の凄さ、すさまじさ、素晴らしさが分かる一冊。好きなことを見つけた人はまさに無敵だ。片腕がなかろうと一切関係ない。思うに水木さんは仮に両手を失っていたとしても口で描いたのでは?無条件とはこのことを言うのだと思う。戦時中での瀕死の体験もやんわりと、さらっと言ってのける。アンバランスさがとても良かった。羨ましいと同時に「さて、私の好きなことは・・・」と自分の内面に視点のベクトルが向いた。

私の履歴書は一読の価値あり

日経の「私の履歴書」に掲載されていたときから気になっていていつかまとめて読んでみようと思ったところに本にまとまっていたので、手に取ってみました。
なぜ日経に水木しげるが掲載されるのか不思議に思ったところもありましたが、自然体で行動すること、好きなことをとことんやること、等結構ビジネスの世界でも参考にすべき示唆も含んでいると感じました。

当たり前のことなんだけど

 読んでみるとさして難しい幸福論を語っている訳でもない。当たり前のことを言っているに過ぎないし、目からウロコが落ちるような斬新な幸福論でもない。ないのだが、戦争で片腕を失い、漫画家としては四十過ぎまで目が出なかった水木先生が独特の語り口で話すと重み、深みが出て来る。この文体、好き嫌いがあるかも知れないが、ほのぼのとして私は好きだった。特別付録の漫画も貴重ですよ。

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