転職用の履歴書は参考となる書き方と例や例文があります。職歴、志望動機は重要!


転職用の履歴書ワンポイントアドバイス



転職者が内定をもらうためには、履歴書では特に志望動機が重要です。
転職成功者がどういう履歴書を書いているのか、
参考図書なども参考にして、求人企業向けにカスタマイズするのがよいでしょう。

 

椎名 武雄

外資と生きる―IBMとの半世紀 私の履歴書

外資と生きる―IBMとの半世紀 私の履歴書

人気ランキング : 85285位
定価 : ¥ 580
販売元 : 日本経済新聞社
発売日 : 2001-10

価格 商品名
¥ 580 外資と生きる―IBMとの半世紀 私の履歴書
セル・IBM・イン・ジャパン、セル・ジャパン・イン・IBM

戦後まもなく、まだまだ「外資=悪」と見られていた時代に、日本IBMに入り、同社を1兆円企業にまで育て上げた著者が日経新聞「私の履歴書」に連載したものをまとめた本です。当書が、他の「私の履歴書」シリーズと大きく異なるのは、単なる成功物語ではなく、著者自身が米国本社での研修の際、使用した「セル・IBM・イン・ジャパン、セル・ジャパン・イン・IBM」が描かれていることです。即ち、戦後、日本のメーカー保護の姿勢を取っていた通産省等との間で、いかに日本IBMを根付かせるか、逆に、米国IBM本社には、日本の商慣習をいかに理解させるかという苦闘が描かれている点です。著者は持ち前の合理精神でもって、これを克服し、今の日本IBMを作りました。
その他にも、通産官僚として、大分県知事の平松氏、ソニーの盛田氏との交流等、興味深いエピシードも盛り込まれており、面白く読める1冊です。

自己主張と調和

 IBMという典型的なアメリカの多国籍企業が、こんなにも日本の中で認知され、調和していくための紆余曲折があったのだということにとても驚かされました。IBMは優秀で、その技術力、営業力、ブランド力を背景にトップダウンで国外に出て、市場を(当然のように)取っていったんだと漠然と感じていたからです。
 おそらく、国産企業よりもずっと謙虚に日本の市場を研究し、自らを律し、想像以上のハンデを負いながら今日の日本IBMという企業があるんだということに純粋に感動しました。
 IBMの営業マン、営業ウーマンは、たしかに、典型的な紺のスーツに白のYシャツ姿であり、礼儀正しい印象があります。個人の自覚に依存しているのではなく、会社として外資のハンデ(世界のIBMでもこの本を読めば日本では外資であることがいかにハンデであったかが嫌と言うほど解ります)を負ったなかで企業としてもスタンスが出来上がったものなのでしょう。
 いまや国内のコンピュータメーカーでのIBMのサービス満足度は国内競合他社を引き離して1位だという調査結果も出ているそうです。
 努力なくして繁栄なし。世界のIBMでもやるべきことをちゃんとやってそうなっているんだと言うことがよくわかりました。

アメリカと日本の文化の違いを克服した経営

 日本で最も成功した外資系企業のIBM成長期の社長だった椎名氏が、日本経済新聞に連載した「私の履歴書」の文庫版。
 IBMが戦前から日本に進出していた会社だったことには驚いた。
 アメリカの論理と日本の論理のせめぎあいがよくわかる。そして、そのせめぎあいにより、文化の違いを克服した経営が現在の日本IBMを作っていったことがよくわかる。
 国際化社会ゆえに逆に日本というアイデンティティーを持つべきことがよく伝わってくる。

日本の産業のグローバル化について考えさせられた

日本IBMの人事部は採用時、「当社は外資系会社ではありません」と言っている、と聞いたことがあるが、この本を読んで、この意味がある程度分かった。また椎名さんの能力と努力、そして椎名さんを全面的にバックアップした上司および米国本社が日本企業としても優良企業である現在の日本IBMを作ったのであろうと感じた。欧米人の気持ちとビジネスのやり方、技術、経営も全てが分かり、しかも日本を愛する椎名さんのような日本人がこれから多く出ることが日本の産業の競争力を持つための絶対条件ではないかと思う。しかし、もし椎名さんがIBMでなく、例えば日立に入っていたらこれほどまでの影響力を持てなかったのではないかとも思った。当然、途中で上司とぶつかり、辞めていたでしょうが・・・

Sell Japan in IBM!!!

日本人としての根をしっかりと地面に張ってはいるが、その目は広い世界を見つめている。自分のアイデンティティーを持っているからこそ、自分と違う価値観を持つ人、持つ国を受け入れることができる。椎名氏の生き方から、私達は真の国際人とはどういう人間のことを指すのか、ということを改めて痛感する次第である。

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